乳腺外科

当院の乳腺外科では、乳房に関する症状や、乳がん検診・健診結果の精密検査、乳がんと診断された方の術後のフォローアップやお薬の処方などを通して乳房に生じる病気を専門的に診療しています。
安心して受診いただけるよう、乳腺外科のどの曜日も女性医師が担当しており、マンモグラフィも女性技師が撮影します。
乳腺外科は予約制となっております。受診前にお電話いただけますようお願いいたします。

マンモグラフィ検診で精密検査になった方は、検診時のマンモグラフィの画像を事前にご準備いただくようお願いしております。
画像の媒体はCD-ROM/フイルムどちらでも構いません。
お手元にご準備ができましたら予約の電話をしていただきますようお願いいたします。

診療時間

スクロールできます
午前(9:30~11:30)山口休診松本
尾野村松本山口
(※1)
午後(13:30~16:00)山口休診松本
(※2)
尾野村松本
(※2)
休診
※1 土曜日は第1・3週のみになります
※2 松本医師の午後の診察時間は13:30~15:00までとなります。

水・金曜日の担当である松本医師が3月末~産前産後の休暇をいただいております。
この期間、水・金曜日の乳腺外科は休診となります。
外来再開については改めてお知らせさせていただきます。

主な症状

☑️しこり☑痛み☑はり感
☑乳首から分泌物が出る☑ひきつれ☑乳首にびらん・ただれがある
☑乳房が赤く腫れている☑わきの下のしこり

主な疾患

乳腺症

乳腺症は、30歳~40歳代の女性にみられる乳腺の良性の変化の総称です。
主な症状はしこりや乳房の痛みで、月経前に増大し月経後に縮小することが多いです。

乳腺炎

乳腺炎とは、乳房の乳腺に炎症が生じる病気で、授乳期の女性に多く発生します。
母乳が乳腺内にいつまでも溜ったままになっている「うっ滞性乳腺炎」と、乳房内へ細菌が侵入し増殖することが原因でおこる「化膿性乳腺炎」があります。
症状としては、乳房の張り・赤み・痛み・しこり・乳首からの分泌物・発熱などがあります。可能性乳腺炎は抗生物質の投与が必要になります。

乳輪下膿瘍

乳輪下膿瘍は化膿性乳腺炎が悪化し膿が溜まった状態です。
症状としては、乳輪周囲が赤く腫れる・熱感・痛み・乳輪下の腺房から膿がでるなどがあります。治療としては抗生物質の投与と、状況によっては手術で切開や針を刺すことにより膿を排出することもあります。

繊維腺腫

繊維腺腫とは、10歳代後半から40歳代の女性に多く見られる代表的な良性腫瘍です。
閉経後は徐々に小さくなることが多いため特別な治療の必要はありませんが、しこりが急速に大きくなる場合には摘出することもあります。
乳がんとの識別が大切で、確定診断のために針生検や摘出生検が必要となります。

葉状腫瘍

葉状腫瘍とは、乳腺に発生する腫瘍の1つで、良性のものもあれば悪性のものもあります。
針生検による診断を行い、葉状腫瘍と診断された場合は腫瘍摘出術を行います。
葉状腫瘍の特徴として、良性であっても局所再発を繰り返すことがあり、局所再発を繰り返すうちに悪性度が増すものもあるため注意が必要となります。
基本的に予後は良好ですが、悪性の葉状腫瘍の場合は肺などに転移することもあります。

乳がん

乳がんは乳腺の組織にできるがんで、多くは乳管から発生します。
乳がんの主な症状は乳房のしこりが触れる・乳房にくぼみができる・左右の乳房の形が違う・乳頭から分泌物が出るなどありますが、これらの症状は乳腺症などでも見られることがあります。
乳がんは早期発見することで治療しやすいがんでもあります。気になる症状が見られる場合には乳腺外科を受診することをお勧めします。